愛犬の病気についての症状とその治療法などについてのページです。

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耳血腫(じけっしゅ)

症状耳血腫は、耳をぶつけたり、他の動物に噛まれたり、耳の周りの炎症、免疫異常から血液成分が耳介にたまり起こる場合もあります。耳血腫の症状は、内側が腫れ上がり熱をもちます。首を傾けたり引っかいたりと耳を気にする症状も見せます。
治療法耳血腫の治療は、たまった血液を切開したり注射器で吸い排出します。処置後は、血液や血清の再貯留を食い止める為、一時的に縫合します。耳血腫の感染予防の為に、抗生物質や止血剤を注入し、包帯などできつく締めて液がたまらないよう圧迫します。

内耳炎(ないじえん)

症状内耳炎は、外耳炎が慢性的に起こった治療後に発症したりします。内耳炎は、中耳炎と症状が似ており、区別が難しく三半規管に障害がある場合に症状が現れます。内耳炎の炎症を起こしている場所によって症状も違います。内耳炎の炎症が聴覚の神経ならば難聴になり、平衡感覚の神経ならば内耳炎の耳に向かい円を描くように歩行し、真っ直ぐ歩けなくなります。内耳炎は、眼球も揺れたりします。
治療法内耳炎の治療で、三半規管の障害が激しい場合は、症状の改善はとても難しいです。内耳炎では、抗生物質や消炎剤を投薬し、局所の洗浄を行います。また、内耳炎の前庭障害の場合は、早期に副腎皮質ホルモン薬やビタミンB1を与えればかなり改善されます。

耳の腫瘍(みみのしゅよう)

症状耳の腫瘍は、耳の中にある汗腺のアポクリン腺という場所が腫瘍化しおこる病気です。耳の腫瘍の症状は、耳の中にイボのような腫瘍ができて、大きくなると炎症をおこし化膿や出血、分泌液が出ることもあります。耳の腫瘍の症状がひどくなると、耳の穴をふさいでしまうこともあるのです。
治療法耳の腫瘍には、良性と悪性があり、それを区別するために注射針で腫瘍の組織を吸い取って調べます。耳の腫瘍が良性の場合には、とくに治療は必要ありません。 耳の腫瘍が大きくなったり、数が多かったり、悪性のものは切除する必要があります。

外耳炎(がいじえん)

症状外耳炎とは感染症や炎症をおこす病気の事です。外耳炎が発症しやすいのは、垂れ耳で外耳道が曲がっている、垂れ耳でふたをしてしまう、などで燥しにくく不潔になっています。外耳炎を発症しやすい犬は、スパニエル・シーズー・プードル・柴犬・ウエストハイランドなどです。外耳炎で炎症を起こすと、赤く腫れ・かゆくなる・耳垢が溜まる・耳だれ・異臭などの症状がでてきて、かゆみ、不快感がひどくなり、かき壊して更に悪化させてしまう事があります。
治療法外耳炎での治療は、抗生物質や抗真菌剤を投与します。その際には、耳道に軟膏やクリームの薬剤を使うので耳毛を抜き、耳をきれいに消毒します。 耳道内はデリケートな部位なので、刺激の少ない消毒液や薬を使います。外耳炎での症状は様々な為、治療方法も原因により様々です。

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