現在、日本では間違ったしつけ方が世の中に多く出回っており、多くの愛犬家の方々、そして犬たちも人間社会の中でどの様にしていいのかわからず、悩み苦しんでいます。
この、間違ったしつけ方法は、
・「おもちゃを使ったしつけ」
・「おやつを使ったしつけ」
・「スパルタ式のしつけ」
などです。
どうしてこれらのしつけが間違っているか??その理由を簡単にご説明しましょう。
しつけをするには、犬の心理が解っていなくてはなりません。
犬の行動心理学の中では、犬の心理は大きく2つに分けられます。
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1つ目の心理は、獲物を獲得しようとする
【狩猟本能の心理】
2つ目の心理は、群れの上下関係の中で上位の者に従いたいという
【服従性の心理】
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多くのドッグスクールや犬の訓練所、またはしつけ本等で行われているのは、食べ物やおもちゃ、ボール等を使った、1つ目の心理を使っています。
つまり、犬の狩猟本能を利用したしつけです。
この方法でしつけると狩猟本能を発達させ、野生の心理を育てることになり、人間社会の中では困る問題行動を起こすのです。
私のしつけ方法は、2つ目の心理を使います。
すなわち、群れの中でおきうる上下関係を利用した【服従性の心理】による犬のしつけを行っています。
「上下関係を築く」ということは、犬のしつけの中でもよく言われることですが、一般で言われていることと、私の概念は少し違います。
上下関係と信頼関係を築き、犬の感情を人間の愛情で受け止め、引き込み、包み込むことによって、人の愛情に従う喜びを育む人間でいえば、素直な子を育てるしつけ法です。