大正12年頃に大子内で生まれて東京の上野博士に育てられた。
渋谷駅に毎日主人を送り迎えし、博士が亡くなったあとも渋谷駅で待ち続けたといわれている。
そして昭和10年3月に死亡した。
そして、渋谷駅前に銅像が建立され大館駅にも死後同じ形の銅像が立てられた。
戦争のため取り一度は壊されたが、昭和62年11月に多くの人々により再建された。
これ程、飼い主に忠実なことから「忠犬ハチ公」が生まれた。
古来、東北地方で熊の猟に使われていたマタギ犬が先祖。
1868年以降に、闘犬用に土佐犬やマスティフなど洋犬との交配が行なわれ大型化した。
そして、現在の秋田犬のタイプが作られた。
秋田犬は、もともと闘犬としての資質をもっており、力も強く我も強いのが特徴である。
落ち着きがあり、堂々とした風格があり飼い主のいいつけを忠実に守るという性格がある。
そして、上手にしつければ飼い主思いの、いい番犬になるはずです。
秋田犬は、散歩をすることが 一番大切です。
充分に運動をさせないと、ストレスを溜めてしまいます。
そして、秋田犬の毛質は柔らかい分、皮膚が弱いので、入念な手入れが必要です。
秋田犬で気をつけたい病気は、
股関節形成不全(股関節が不安定になったり、腰がふらついたり、重度になると、後肢に跛行が生じます)
その他、 腸捻転・など大型犬特有の骨や関節の病気などがあります。
幼犬の時によく眼瞼内反症などの目の病気もあります。
そして、平均寿命は 10~14年といわれています。
秋田犬のオスとメスの感覚的な違いはほとんどありませんが、
散歩時、成長したメスは飼い主の脇をほぼ同じ歩調で歩く傾向があります。
それに対してオスは、飼い主の前を歩き、飼い主を比較的強く引きます。
秋田犬の指定毛色には
赤、
白、
虎、
胡麻、
ぶち、
黒
の6種類があります。
スタンダードなのは赤、白、虎の3色です。
そして6色の中には、もう日本にはいないとされる黒も含まれています。